琉球畳が敷き詰められた心地よいロビーでチェックイン

こんにちは

猫好き父さんです

十勝川温泉清寂房のロビーは

和室なので靴を脱いで上がります

十勝川温泉清寂房の中は

琉球畳が敷き詰められています

十勝川温泉清寂房から出るときは

靴を出してもらわなければいけないので

面倒と言えば面倒ですけど（笑）

デザインコンセプト

十勝川温泉清寂房のロビーは、そのデザインコンセプトと空間構成において、以下のような特徴を持っています。

「和敬清寂」のコンセプトに基づいた空間: 茶道の心得である「和敬清寂」の精神を宿づくりの軸に据えており、訪れる人がゆったりと静かな時間を過ごし、和やかな気持ちになれるような空間を目指しています。
建築家・小西彦仁氏によるデザイン: 世界的に高い評価を受けているヒココニシアーキテクチュアの小西彦仁氏が建築設計・インテリアデザインを手掛けています。故郷である十勝の歴史や文化、風景などを表現し、シンプルながらもダイナミックな空間が広がっています。
「間」の概念を重視したデザイン: 「明・暗」「高・低」「硬・柔」といった対立する概念をデザインの中に散りばめることで、心を和らげる「間」が生み出されています。低い天井と高い天井、暗い場所と明るい場所が繰り返され、空間に奥行きと抑揚を与えています。
琉球畳が敷き詰められた心地よい空間: ロビーや廊下、客室内を含め、館内全体に琉球畳が敷き詰められています。靴を脱いで上がるスタイルで、畳の優しい香りに包まれ、心身ともにリラックスできる雰囲気です。
中庭を望む開放感: ロビーからは、十勝の四季を映す中庭を望むことができます。中庭の中央には焚き火があり、季節によって表情を変える景色を楽しめます。自然が織りなす一期一会の景色を、ソファからゆったりと眺めることができます。
洗練された和の美意識: 暖簾をくぐり、長いエントランスを抜けると、素敵な和のロビーが広がります。白樺の木や季節に合わせた生け花が配され、現代的な建築と自然の柔らかな曲線が調和した美しい空間です。夜はライトアップされ、日中とは異なる幻想的な雰囲気を楽しめます。
プライベート感を重視した設計: 館内全体が、宿泊客が他の人とすれ違うことが少なく、プライベートな空間が保たれるように設計されています。ロビーもすっきりとミニマルな印象で、落ち着いて過ごせるよう配慮されています。

これらの要素が組み合わさることで、十勝川温泉清寂房のロビーは、訪れる人に非日常感と深い安らぎを提供する、非常に特徴的な空間となっています。

琉球畳（りゅうきゅうたたみ）

「琉球畳（りゅうきゅうたたみ）」は、近年、モダンな和室や洋室にも取り入れられる人気の畳です。しかし、「琉球畳」という言葉には、本来の意味と一般的に認識されている意味で少し違いがあります。

本来の琉球畳とは

本来の琉球畳は、沖縄（琉球）で栽培されていた「七島藺（しちとうい）」という植物を畳表（たたみおもて）の原料として作られた畳のことを指します。

七島藺の特徴:
- 一般的なイ草よりも太く、丈夫で耐久性に優れています。
- 断面が三角形をしており、編むのに手間がかかるため、希少価値が高いです。
- 畳の縁（へり）がなくても丈夫なため、縁なしで仕上げられることが多いです。
- 使い始めはケバが多くザラザラとした感触がありますが、使い込むほどに柔らかく、風合いが増していきます。
- かつては柔道場や草履にも使われていたほど、その丈夫さが特徴です。

現在では七島藺の生産量が少なく、主に大分県で栽培されています。そのため、純粋な七島藺製の琉球畳は非常に貴重で高価なものとなっています。

一般的な琉球畳のイメージ

現在、一般的に「琉球畳」と呼ばれているのは、必ずしも七島藺を使っているとは限りません。多くの場合、以下の特徴を持つ畳を指します。

縁なしの半畳サイズ: 周りに縁（へり）がなく、通常の畳の半分の大きさである正方形（約88cm×88cmが一般的）の畳。
市松敷き: 正方形の畳を、織り目の向きを互い違いにして敷くことで、光の当たり方によって市松模様のように見えるデザインが一般的です。

この一般的な「琉球畳」は、イ草の他に、和紙や化学繊維（樹脂など）を素材としたものも多く流通しており、カラーバリエーションも豊富です。

琉球畳のメリット

デザイン性が高い: 縁がなく正方形であるため、モダンでスタイリッシュな空間を演出できます。和室だけでなく、洋室にも馴染みやすいです。
部屋が広く見える: 縁がないことで視覚的に空間の繋がりが生まれ、部屋がすっきりと広く感じられます。
カラーバリエーションが豊富: イ草だけでなく、和紙や樹脂製のものは、従来の緑色だけでなく、グレー、ベージュ、ピンクなど様々な色があり、インテリアに合わせて選べます。
お手入れがしやすい（素材による）: 和紙製や樹脂製の畳は、撥水性があり、汚れがつきにくく、ダニやカビの発生を抑える効果が期待できます。
耐久性が高い（七島藺製）: 本来の七島藺製の琉球畳は非常に丈夫で、重い家具を置いてもへこみにくいです。

琉球畳のデメリット

価格が高め: 七島藺製のものは希少性が高く、手作業での加工も多いため高価です。一般的な縁なしの半畳畳でも、通常の畳に比べて枚数が倍になるため、費用が高くなる傾向にあります。
角が傷みやすい（縁なしのため）: 縁がないため、角の部分が擦れたり、重いものを置いたりすると傷みやすい場合があります。ただし、七島藺製は丈夫です。
裏返しができない: 縁がないため、一般的な畳のように裏返しをして長く使うことができません。
ゴミやホコリが詰まりやすい: 畳と畳の間の溝が多くなるため、ゴミやホコリが溜まりやすく、こまめな掃除が必要です。

このように、琉球畳は、そのモダンな見た目と多様な素材、カラーで、現代の住宅に魅力的な和の空間を提供しています。選ぶ際には、素材や特徴をよく理解し、ご自身のライフスタイルや求める機能に合ったものを選ぶことが重要です。