赤ワインに使われる黒ブドウ品種の生産量について、直接的な「生産量(リットルやトン)」の正確な統計は公表されていませんが、一般的にその生産規模を示す指標として**「世界のブドウ栽培面積」**のデータが用いられます。
国際ブドウ・ワイン機構(O.I.V.)のデータに基づいた、赤ワイン用(黒ブドウ)品種の栽培面積ランキング(概ね2016年〜2019年頃のデータに基づく)は以下の通りです。
世界の赤ワイン用ブドウ品種 栽培面積ランキング
赤ワインに使われる黒ブドウ品種の中で、最も広く栽培されているのは以下の品種です。
| 順位 | 品種名 | 主な特徴 |
| 1位 | カベルネ・ソーヴィニヨン (Cabernet Sauvignon)
| ボルドー原産。濃厚な色とタンニン、長期熟成向き。世界の主要産地で栽培される国際品種の王。 |
| 2位 | メルロ (Merlot)
| ボルドー原産。カベルネより柔らかなタンニンと、まろやかな口当たり。フランスで最も栽培面積が多い黒ブドウ。 |
| 3位 | テンプラニーリョ (Tempranillo)
| スペインの代表品種。リオハなどの長期熟成型ワインに使われる。 |
| 4位 | シラー/シラーズ (Syrah / Shiraz)
| フランスのローヌ地方、オーストラリアなどで有名。スパイシーで力強い味わい。 |
| 5位 | グルナッシュ (Grenache) | スペイン原産で、フランス南部(ローヌ地方など)で重要。アルコール度が高く、果実味豊かなワインになる。 |
| 6位 | ピノ・ノワール (Pinot Noir)
| ブルゴーニュ原産。繊細でエレガントな香りと味わいが特徴。冷涼な気候を好む。 |
補足情報
「生産量」と「栽培面積」の違い: 栽培面積はブドウが植えられている土地の広さを示すため、実際のワイン生産量はその年の天候や収穫量によって変動します。しかし、長期的な生産規模の傾向を知る上で、栽培面積が最も信頼できる国際的な指標とされています。
栽培面積トップ品種について: ワイン用ブドウ品種全体の栽培面積で見ると、カベルネ・ソーヴィニヨンが1位ですが、実は白ブドウ品種のアイレン(主にスペインで栽培)やシャルドネも広大な面積を占めており、上位にランクインしています。