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泊まってみたい!🏩新美の巨人たち【軽井沢・リゾートホテルの最高峰!万平ホテル・アルプス館】

 泊まってみたい!

こんにちは

猫好き父さんです

どことなく

日光金谷ホテルに似てるなと

思ってたら

設計した人が

同じだったんですね

画像は公式からの引用です

内容

軽井沢にあるリゾートホテルの最高峰、万平ホテル。ジョン・レノンが定宿とし、三島由紀夫ら文豪たちが小説の舞台としました。その本館アルプス館は、90年の歴史を有し、木造建築特有の木の温もりと、独特な和洋折衷が特徴。軽井沢の伝統工芸の調度品や、客室の「万平格子」の美しさ、さらにはジョン・レノン自ら作り方を伝授したロイヤルミルクティーなど、長年受け継がれている万平ホテル独自の魅力を、余すことなく紹介します。

    出演者

    アートトラベラー:廣津留すみれ ナレーション:磯村勇斗
    音楽

    【オープニング&エンディングテーマ】作曲・編曲 亀田誠治 オープニング曲「カミーユ」エンディング曲「雨のカフェテラス」
    関連情報

    【番組公式HP】 https://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/ 【番組公式X】 @binokyojintachi https://x.com/binokyojintachi 【番組公式Instagram】 @binokyojintachi https://www.instagram.com/binokyojintachi/



ジョン・レノンが伝授した「ロイヤルミルクティー」

万平ホテルのカフェテラスでジョン・レノンが伝授した「ロイヤルミルクティー」は、水を使わず牛乳だけで紅茶をじっくり煮出し、隠し味に生クリームを加えるという、濃厚でまろやかな製法が特徴です。

当時、万平ホテルのメニューには牛乳で煮出すスタイルのミルクティーがなく、ジョン・レノンが「こうやって作ってほしい」とスタッフに直接オーダーし、そのレシピがそのままメニューとして定着しました。

ジョン・レノン風 ロイヤルミルクティーの淹れ方

【材料】(1人分)

  • 紅茶の茶葉:ティースプーン2〜3杯(濃厚なコクが出るアッサムやセイロンがおすすめ)

  • 牛乳:180ml〜200ml

  • 生クリーム:小さじ1〜2(隠し味)

  • 砂糖(またはハチミツ):お好みで

【作り方・手順】

  1. 手鍋に牛乳と茶葉を入れる
    水は使わず、手鍋に牛乳と茶葉を直接入れます。

  2. 極弱火でじっくり加熱する
    弱火にかけ、沸騰させないように注意しながらゆっくりと茶葉を開かせます(沸騰させると牛乳の膜ができ、風味が損なわれてしまいます)。

  3. 生クリームを加える
    牛乳が温まり、紅茶の色と香りがしっかり抽出されたら、隠し味の生クリームを加えてひと混ぜし、火を止めます。

  4. 茶こしで越しながらカップへ注ぐ
    温めておいたティーカップに茶こしを使って静かに注ぎ入れます。お好みで砂糖を加えたら完成です。

生クリームを加えることで、通常のロイヤルミルクティーよりも一段とリッチでクリーミーな味わいに仕上がります。万平ホテルでは現在もこの当時の製法を受け継いだロイヤルミルクティーが提供されており、カフェテラスの名物として愛され続けています。

万平ホテル・アルプス館完成までにストーリー

万平ホテルの象徴である「アルプス館(本館)」は、大正から昭和初期にかけて活躍した建築家・久米権九郎(くめ ごんくろう/1895–1965)によって設計され、1936年(昭和11年)に完成しました。

久米権九郎の建築思想と、当時の軽井沢が置かれていた時代背景が重なり合って生まれた完成までのストーリーをご紹介します。

1. 設計者・久米権九郎とは

久米権九郎は、現在の大手建築設計事務所「久米設計」の創業者であり、日本の西洋建築史において重要な功績を残した人物です。

  • ドイツ留学と西洋建築の体得
    東京帝国大学卒業後、ドイツのアヘン工科大学などに留学し、ヨーロッパの本格的な建築技術や意匠を学びました。

  • 名リゾートホテルの巨匠
    万平ホテル・アルプス館のほかにも、「日光金谷ホテル(別館)」「富士ビューホテル(河口湖)」など、日本を代表するクラシックリゾートホテルの設計を数多く手掛けたことで知られています。

2. アルプス館完成に至る背景とストーリー

① 万平ホテルと「外国人リゾート」としての発展

万平ホテル(当時の前身は旅籠「亀屋」)は、明治期にA.C.ショウ諸氏ら外国人避暑客を受け入れたことをきっかけに洋風ホテルへと転身しました。大正から昭和初期にかけて軽井沢が国際的な避暑地として発展する中で、国内外の賓客をもてなすための本格的で重厚な本館建築の建設が急務となりました。

② 久米権九郎の信念:「建築はその土地に生えたものでなくてはならない」

久米は設計にあたり、単に西洋の近代建築をそのまま模倣することを拒みました。彼が掲げた思想は「建築はその土地に生えたものでなくてはならない」というものです。

軽井沢という豊かな自然に囲まれた土地、そして信州の伝統的な風土に調和する建築を目指し、デザインの着想を得ていきました。

③ 欧州様式と日本の伝統美(佐久の養蚕農家)の融合

アルプス館の外観を特徴づける柱や梁を意匠として露出させたハーフティンバー様式(木骨造風の西洋建築)は、久米がドイツ留学で親しんだスイス・アルプス山麓の山小屋(シャーレ)のイメージを取り入れたものです。

同時に、久米は地元・信州の佐久地方に見られる伝統的な養蚕農家の建築様式(大きな屋根や力強い木組み)からも強いヒントを得ていました。

  • 外観はドイツ・アルプス調のハーフティンバー様式で洗練された洋風に仕上げる。

  • 内部には格天井や格子の意匠、そして日光彫の流れを汲む地元職人の「軽井沢彫」家具を取り入れる。

このように「西洋山荘の佇まい」と「和・信州の伝統技法」を巧みに融合(和洋折衷)させることで、軽井沢の深い森の中に自然と溶け込むアルプス館が1936年に誕生しました。

3. 歴史をつなぐ修復と復元

アルプス館は昭和・平成を通じて多くの要人に愛され、国の登録有形文化財に指定されました。

創業140周年事業(2023年〜2024年)で行われた大規模改修工事の際も、「建替え」ではなく「久米権九郎が遺した意匠の徹底的な修復・保存」が最優先されました。建物をジャッキアップして耐震基礎を打ち直すとともに、久米が設計した当時のステンドグラスや軽井沢彫の調度品を一つひとつ磨き上げて再配置し、竣工当時の壮麗な姿を未来へとつないでいます。


万平ホテル・アルプス館の内装

万平ホテル・アルプス館の内装を彩る「軽井沢彫(かるいざわぼり)」の家具調度品と、「ステンドグラス」は、同ホテルのクラシカルな品格を決定づける2大美術工芸要素です。

久米権九郎によるハーフティンバー様式の西洋建築の中に、日本の伝統技術が見事に組み込まれたディテールをご紹介します。

1. 軽井沢彫(かるいざわぼり)の調度品

アルプス館の客室やロビー、ダイニングには、桜の意匠が力強く彫り込まれた伝統工芸品「軽井沢彫」の家具が整えられています。

  • 日光彫から派生した独自工芸
    明治時代、軽井沢に滞在する外国人避暑客向けに、日光東照宮の改修などに携わっていた日光宮大工・彫刻師たちが軽井沢に呼び寄せられたことが始まりです。西洋人の生活様式(ライティングデスクやベッド、チェストなど)に合わせた家具に、繊細な浮き彫りを施す独自の技法が確立されました。

  • 立体的な「星打ち(ほしうち)」と「桜模様」
    軽井沢彫の最大の特徴は、背景部分に鏨(たがね)で細かな点を打ち込んで凹凸をつける「星打ち」という技法です。この作業によって主役である「桜の花や葉」が立体的に浮かび上がり、重厚感のある独特の質感が生まれます。

  • アルプス館の彫刻家具
    アルプス館の各客室に配置されているデスク、鏡台、椅子、クローゼットなどは、職人が手作業で彫り上げた一点ものばかりです。経年によって深みを増した漆や木の風合いが、クラシカルな空間に温もりを与えています。

2. 内装を彩る「ステンドグラス」

アルプス館の要所には、日本の風景や物語を感じさせる優美なステンドグラスが組み込まれており、館内に柔らかな光を投げかけています。

  • メインダイニングルームの「亀屋」ステンドグラス
    メインダイニングの入口上部や館内廊下で見ることができるステンドグラスには、万平ホテルの前身である旅籠「亀屋(かめや)」の歴史を象徴する鶴と亀の意匠や、日本の豊かな自然風景(江戸時代の旅人が歩む姿や富士山など)が描かれています。

  • 和の意匠と西洋ガラスの融合
    西洋建築の技法でありながら、描かれているモチーフは日本の伝統的な浮き絵や錦絵を思わせる和風のデザインです。色ガラスを繋ぐ鉛線(ケイム)のラインが力強く、外からの光を受けると柔らかな和の情景が浮かび上がります。

  • 大階段と客室周りの光彩
    2階へと続く重厚な木造階段の踊り場や廊下の窓にもステンドグラスが施されており、時間帯や四季の移り変わりによって館内に挿し込む光の表情が変化する演出がなされています。

2024年のリニューアル工事(創業140周年事業)の際も、これらの軽井沢彫家具やステンドグラスは専門の職人によって一つひとつ慎重に取り外され、洗浄・修復・塗り直しを経て再びアルプス館の元の場所へと据え付けられました。今も竣工当時と変わらぬ美しさで訪れる人々を迎えています。


他のクラシックホテルとの共通点

万平ホテルや日光金谷ホテルをはじめ、明治から昭和初期にかけて建てられた日本の「日本クラシックホテルの会」に名を連ねる名門ホテル群には、当時の歴史的背景と建築思想に裏打ちされた明確な共通点が存在します。

日本が西洋文化を取り入れながら、自国の美意識と融合させていった過渡期の職人技や工夫が随所に凝らされています。

1. 「和魂洋才」を具現化した和洋折衷の意匠

外国人避暑客や政財界の賓客を迎える迎賓館として発展したため、基本構造や生活様式は西洋風でありながら、随所に日本の伝統建築や社寺建築の技法が組み込まれています。

  • 社寺建築・日光彫の意匠導入

    • 日光金谷ホテル:本館や小食堂の天井には、社寺建築に見られる「格天井(ごうてんじょう)」や花鳥風月の彫刻が施され、宮大工の技が際立ちます。

    • 万平ホテル:日光の職人技の流れを組む「軽井沢彫」の家具(桜の彫刻)を全館に配置し、木骨造の西洋建築に日本の職人技を融合させています。

    • 富士屋ホテル(箱根):本館や食堂棟の外観に神社仏閣のような唐破風(からはふ)屋根や朱塗りの欄干を取り入れています。

  • ステンドグラスに見る和のモチーフ
    西洋由来のステンドグラスでありながら、描かれる図柄は「富士山」「江戸時代の旅人」「鶴亀(万平ホテルの前身・亀屋に由来)」など、日本の風景や吉祥文様が用いられています。

2. 建築家・久米権九郎(くめ ごんくろう)の存在

クラシックホテル建築を語る上で欠かせないキーマンが、建築家の久米権九郎です。

  • 名ホテルの設計を手掛ける
    万平ホテルの「アルプス館(1936年)」、日光金谷ホテルの「別館(1930年)」、河口湖の「富士ビューホテル(1936年)」はいずれも久米権九郎の手による設計です。

  • 「その土地に生えた建築」という思想
    ドイツ留学で学んだ西洋のハーフティンバー様式(木骨露出)や山荘風デザインをベースにしつつ、日本の風土(信州の養蚕農家や日光の山林環境)に自然と溶け込む木造リゾート建築の様式を確立しました。

3. 歴史的クラシックホテルの建築的共通点まとめ

共通要素主な装飾・建築技法代表的なホテルでの事例
外観様式ハーフティンバー(木骨造風)や社寺風の唐破風屋根万平ホテル(アルプス館)、富士屋ホテル(本館)、奈良ホテル
伝統工芸家具地元職人による手彫り彫刻家具万平ホテル(軽井沢彫)、日光金谷ホテル(日光彫)
天井・意匠格天井(ごうてんじょう)、折り上げ天井、彫刻欄間日光金谷ホテル(大食堂)、富士屋ホテル(メインダイニング)
照明・ガラス和風モチーフのステンドグラス、重厚な真鍮ペンダントライト万平ホテル(メインダイニング)、ホテルニューグランド(本館ロビー)

4. 地域自然・風土との一体感

都心のビル型ホテルとは異なり、どのホテルも「その土地の景観や自然の一部」として設計されています。

  • 山の斜面や森の起伏を活かした配置(万平ホテル、富士屋ホテル、日光金谷ホテル)

  • 窓を大きくとり、額縁(フレーム)に見立てて四季折々の庭園や山並みを鑑賞させるピクチャーウィンドウの演出

明治・昭和初期の職人や建築家たちが「西洋の真似事」にとどまらず、日本の気候・風土と美意識を極限まで融合させた妥協なきこだわりが、現代でも人々を惹きつけるクラシックホテルの共通した魅力となっています。





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